Saturday, February 28, 2009

#59 (28.FEB.2009)


一千一秒物語 / 稲垣足穂
昭和44年(この文庫はいつでも買えます)
(何度も紛失、購入の繰り返し)

10年くらい前からの愛読書の一つ。
大正11年に書かれたとは思えないほど、常に新しい発見をする事ができる。
説明しにくいのだが、キーンとした気分になる。

CHOCOLATさんの"電子ピアノの為の戯曲"箒星"ハ長調"という曲の歌詞は、一千一秒物語と更にこれに収められているチョコレットという短編を読んであまりに感動した27歳の僕が書いたものです。

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Friday, February 27, 2009

#58 (27.FEB.2009)


PEACE / みうらじゅん
2003年
(BOOKOFF 400円)

BOOKOFFで文庫で400円はなかなかないぞ。やはり人気がある証拠だろうか。みなさんご存知の通りの内容です。つがいであるLOVEも買わねば。

そして最近のこのインタビューもどうぞ。

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Thursday, February 26, 2009

#57 (26.FEB.2009)


疲れきるまで眠りません / 森本雑感
2008年
(頂きました)

忘れもしない。
2008年12月6日YSIGのリキッドルーム超2日間の最初の日の打ち上げにてBREAKfASTの森本雑感氏にポストカードを頂いた夜の事を。

酩酊気味で家に帰りポケットの中のものをガシャガシャとテーブルに出して、さっきのポストカードをボ〜っと読んでみました。そこに書いてあった「夜」についての文章があまりに素晴らしく、共感を一瞬で超える内容にパキっと目が覚めた。そもそもBREAKfAST.comでの雑感氏の文章が好きだったので、ある種確信した、という感じだった。
「やっぱり!」

大事にしまっておいて時々読み返してはやっぱり良いなぁなんて思ってたらば、ある日そのカードは消えた。
(そういう事ってよくあるでしょ?)

このブログでどうしてもUPしたくなったので事情を話し郵送して頂きました。ありがとうございます。そして、文章をUPする許可も頂きました。ありがとうございます。

1冊の本よりもこのようなポストカードの方が威力がある事もある。
CUBISMO GRAFICO名義で作ったアルバム"NUIT"は夜についてのアルバムだけど、毎晩この文章の様な事を考えていた。

とにかく、これ凄く好きだ。



「疲れ切るまで眠りません」

対バンが何だとか、DJが誰だとか、どの友達が来るかとか。
行こうか行くまいかを判断する要素はいくつかあるけれども、
その要素が足りないけど思わず来ちゃった。
という夜が思いがけず最高になる事が一ヶ月に3回くらいある。
寄る年波のせいなのか普段は何処にいてもクークーと
眠りまくる私だが、そのような予期せぬ楽しさに遭遇した時は
目を見開いて全てを見届けたいと最大限の努力をする。
最高潮の深夜3時半を過ぎ、少し人が減った明け方を越え、
空腹でみんなが去ったカウンターに一人残って、
まだ奇跡的な楽しさが残っているはずだと居座る。
完全に日が昇り、フロアのモップがけが始まっても
喉が渇いたからとビールを注文する。
「これで最後ですよ」と店員に言われたビールを二杯飲んで
ようやく外に出れば外はすでに朝。というより昼前。
失禁級の楽しさが終わってしまった切なさを噛み締めながら
黄色い太陽の日差しを浴びている時、
啓示のように楽しさの核心に触れた感触を感じる。
これだ!という待ち望んだ歓喜の領域に到達した瞬間に
疲労感が押し寄せて気絶するような眠りにつく。
翌日は濃縮した時間を過ごした反動なのか、
一気に一日が過ぎていく。
時の流れは絶対に一定では無い。

楽しさの片鱗が見えた時は疲れきるまで眠りません。
楽しい夜は諦めません。

森本雑感

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Wednesday, February 25, 2009

#56 (25.FEB.2009)


世界を変えた100日 / ニック・ヤップ著
2008年
(定価2800円)

21日の誕生日にバンド仲間から頂いた図書カードにて購入。
みんなありがとう!!!!!!!!!!!!!!!!!!

NATIONAL GEOGRAPHIC社監修のこの本の副題は「写真がとらえた歴史の瞬間」というもの。まさにその通りの内容で辛い写真も多い事から、世界のどこかではずっと紛争や戦争が続いてるんだなと絵を見て知れる。
大きな本屋さんならばあると思いますのでパラっと捲ってみてください。

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Tuesday, February 24, 2009

#55 (24.FEB.2009)


RAINBOW IN YOUR HANDS / MASASHI KAWAMURA
2007年
(頂き物)

可愛いフリップブック、パラパラ本!
誕生日プレゼントで頂きました。
僕の趣味がバレてるプレゼント。
ありがとう!

どうやって虹を作るかは実際にやって欲しいとこですが、YOUTUBEで発見したので貼付けます。ネタバレなので自己責任で観てくださいませ。
手の中の虹

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Monday, February 23, 2009

#54 (23.FEB.2009)


風の男 白州次郎 / 青柳恵介
平成12年
(定価400円)

なんとなく購入していた。
昭和の鞍馬天狗、自由人。
戦前戦中戦後の激動を生きた人の言葉や行動に興味があります。
戦後のアウトローというか愚連隊や任侠世界にも。
なんでだろうな。

仙台へ行く新幹線が事故で45分遅れた際に読みました。
その事故は1本前の新幹線で起こったようで、時速200kmで走っている新幹線から非常扉を開けて飛び降りたらしい。車内放送を聞き壮絶だなと思った。不思議と遅れた時特有の乗車客のイライラ感はあまり感じなかったように思う。

この人とセットの想い出になりそうです。

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Sunday, February 22, 2009

#53 (22.FEB.2009)


僕が電話をかけている場所 / レイモンド・カーヴァー (村上春樹訳)
昭和58年
(BOOK OFF 200円)

久々にカーヴァーを読んでみました。
政治や陰謀のキナ臭いのばっかりじゃ駄目だなと。
昭和文壇のお酒講座ばっかりも駄目だなと。

クアトロでDJをした時にRIDDIM SAUNTER KCと階下のブックオフにDIGりに行き、2冊並んでいた同じこの本を買いました。どう感じるかを話し合おうぜ!なんて事を言ったような気もします。今思うと、そんな自分ってちょっと恥ずかしい。中学生かと。

今日は自転車じゃなく電車だったのですが、ガツンと引き込まれた1つの短編に集中しすぎて危うく乗り過ごしそうになりました。

カーヴァーといえば...
カジヒデキ君とカントクという友人を思い出す。
カントク元気かなぁ?

chabe

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Saturday, February 21, 2009

#52 (21.FEB.2009)


続ハップル望遠鏡が見た宇宙 / 野本陽代
2000年
(BOOK OFF 105円)

天体好きにはたまらないポケット写真集。
例えばSAM HASKINSのFIVE GIRLSとかの小さい版を見つけたらついつい欲しくなってしまうでしょ? あのサイズ感。好きな曲ならば12インチと7インチ両方買うぞみたいな。親子で。女の子ならば香水のミニチュアもそんなかな。

いや、これ105円だったら即買いす。

寝る前にベッドの中で活字に疲れた目を癒してくれます。
そして、宇宙の広さとかよくわかんない事をチラチラ考え始めたらデカすぎてどうでも良くなってきて眠くなってくる。

chabe (39かぁ)

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Friday, February 20, 2009

#51 (20.FEB.2009)


ジェネレーション・X / ダグラス・クープランド
平成4年
(定価1800円)

押し入れにある本を引っ張りだしていて発見。
どうしてもコーネリアスのデビュー時と渋谷HMVあたりの景色を思い出す。毎日渋谷でバイトしてレコードを買っていた頃。
携帯電話なんてなかった。

とっくのとうに2000年過ぎた今これを読む気には全くもってならないが、さっきパラパラとツマミ読みしててふと頭をよぎったのは、クープランドは更に次ぎの世代についてどう思ってるのか、という事。本屋さんに「ケータイ小説」なんていうコーナーが普通にあるような時代を生きる世代について。

なんだか、やっぱり読み直したくなってきた。

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Thursday, February 19, 2009

#50 (19.FEB.2009)


タオのプーさん / ベンジャミン・ホフ
1989年
(忘れたが普通に本屋で新品を買ったと思う)

1994年だか95年だかに読みました。
ニール&イライザやショコラさんの作詞をする上で大きく影響された憶えがあります。僕はすぐに影響されてしまうのです。

中国に古くから伝わる「道教」タオ(道)の教えはある種の思想です。宗教ではない。それをとても解りやすくプーさんに投影させつつ読ませてくれる優しい生き方本みたいな感じだった気がします。
以前読んだ感想なので、久々にまた読み直してみようかと思ってます。

タオって例えば、階段で転んでしまい膝小僧を擦りむいてしまった時に「なんだよ〜!」とイラっとする前に「久々に転んじゃったな〜」とか言って笑えるようになってみません? みたいな事かも。自分に降り掛かってしまった負を「引き」で見て負と捉えない、というか。

なんにせよTAOISMって綴りが好きだ。
TAOISMOになるともっと好きだ。

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Wednesday, February 18, 2009

#49 (18.FEB.2009)


反定義 ~新たな想像力へ / 辺見庸 坂本龍一
2005年 (2002年)
(BOOK OFF 105円)

骨のある文筆家と音楽家がひたすら世界で起こっている事実を語り合う。それも多くの人が知るべき、いや知らなければならない事実を。

ちょうどこれを読んだ前日に村上春樹氏がイスラエル最高の文学賞「エルサレム賞」の授賞式に出席し、「私は沈黙するのではなく(現地に来て)話すことを選んだ」とイスラエル軍によるガザ攻撃を批判した。これも「骨のある」人の行為だと思った。NEWSどうぞ。
国内のNEWSではあまり流れていないのです。見計らったようにG7における眠たそうな大臣の映像が映るので。
授賞式でのコメントを僕の友人であり音楽家のミズモトさんが個人的に訳されているのでコチラを是非とも一読してみてください。春樹さんを好きになるかも。

しかしブックオフで105円で平積みされている本が世界の今にとって、必要な本の1冊だと誰が思うだろうか。


春樹さんも教授さんもゴリっと見直しました。
(偉そうですいません)

僕も勇気を持って卵の立場にたっていきたいと思います。

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Tuesday, February 17, 2009

#48 (17.FEB.2009)


不思議なハンコ屋 山本印店物語 / 山本桃仙
平成20年
(下北沢ドラマ 650円)

久々に覗いた下北沢ドラマの古本屋に、僕が印鑑を作って頂いたお店のご主人の本があったので購入。不思議なハンコ屋とあるように僕が作って頂いた時も本当に不思議な事があった。僕にとっては数少ないスピリチュアルな体験でした。

できあがった3本の印鑑(実印、認め印、銀行印)は「松田」ではなく「岳二」でした。今、この本をツマミ読みしていて名前を褒めてもらった時の事を思い出しました。

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Monday, February 16, 2009

#47 (16.FEB.2009)


夜中に台所でぼくはきみに話しかけたかった / 谷川俊太郎
1975年
(1000円)

なんだか夜に1人でいると人生について考えたり、まだ訪れてはいない不幸についてふと考えたりする事ってないですか? 逆にワクワクするようなアイデアを思いついてしまい寝れなくなってしまったりとか。

でもなんで夜なんだろう? と、また考えてみたり、みんながとっくのとうに寝ている時間に僕は何をやってるんだろうとか、またまた考えてみたり。
インターネットとかテレビは、そういう事を考えなくて済む為の道具かもしれないな。
夜中にこの本をめくりながらそんな事が頭の中をグルグルしていた。


とても好きな詩の中から、今この瞬間にグっときてしまった1フレーズを無粋極まりないと承知の上でここに記しておきます。


真夜中のなまぬるいビールの一カンと
奇跡的にしけってないクラッカーの一箱が
ぼくらの失望と希望そのものさ

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Sunday, February 15, 2009

#46 (15.FEB.2009)


アー・ユー・ハッピー? / 矢沢永吉
平成16年
(BOOK OFF 105円)

最高!

これまでこの人をそういう風に思った事は無かった。
一度、お目にかかった時も凄いオーラの人だなとは思ったけど、リスペクトとはまた違う意味だった。
が!
この本読んで見方を変えた。
側近に30億円ダマされて挫折〜復活のストーリーは本当に尊敬するしかない。

本当にかっこいい。

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Saturday, February 14, 2009

#45 (14.FEB.2009)


2トーン・ストーリー / デイヴ・トンプソン著 中島英述訳
2005年
(定価)

SPECIALSとその周りの2トーンのみならずポストパンクシーンについてとても興味深く書かれています。これを買って読んだ2005年は対訳があまり気に入らなかった記憶があるが、今読むとさほど気にならなくなっていた。バンドマンにこそ読んで欲しい彼らの苦悩とその当時のイギリスの経済状況の深刻さをヒリヒリと感じる事ができる。
SPECIALSの中で好きな方の曲ではなかったGHOST TOWNがどういう状況の下で創造されたかがとても興味深い。どれだけ重要な意味を持つか知る事ができる。
サッチャー政権に対しての暴動が繰り返される中でラジオからはこの曲が流れていた。

色々書きたいことがあるがやめます。

読んで。

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Friday, February 13, 2009

#44 (13.FEB.2009)


吉田自転車 / 吉田戦車
2006年
(定価)

あの不条理漫画の吉田戦車の文章が読める。それだけで興味津々なのに、テーマが自転車ときたら見過ごすワケにはいかない。この本、とても面白いです。そりゃそうだよ、やっぱり面白い人なんだ!と。
ゆるいけど。

全く関係ないですが、、、
この毎日更新blogの書き込みタイトルで今年何日目かわかるって知ってましたか? 今日は#44なので2009年になって44日目です。
なんかすごく嫌じゃないですか(笑)?
こういう事はなんとなく知ってれば良いんですよね。バシっと44日目とか言われるとちょっと冷めますよね。

そして大好きなBLOSSOM DEARIEが2/7に亡くなってしまった事を記しておきます。

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Thursday, February 12, 2009

#43 (12.FEB.2009)


まほちゃんの家 / しまおまほ
2007年
(定価)

すごく良い本です。
東京の昭和の家族の風景。
とても優しくて切ない随筆集。

まほちゃん家に行ってみたい。

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Wednesday, February 11, 2009

#42 (11.FEB.2009)


CLIMB(女王陛下のロンドン) / ハービー山口
昭和60年
(代々木上原LOS PAPELOTESにて525円)


写真家ハービーさんの自叙伝。
右も左も全くわからんのに突如渡英し、何かいろいろやり遂げたオモシろい人。苦労は並でなかった事は想像にたやすいが、それすら楽しんだ人の言葉には説得力がある。サヴァイヴするチカラが漲っている。そういう言葉が今必要なのは僕だけではないはず。ハービーさんのダチであるBOY GEORGIEが今現在、逮捕されブヨブヨになって収監されてても、僕のダチであるGEORGIEはランダン(LDN)でハツラツしてます。

それで良いし、それが最高だと思う。

ジョージ、楽しんで行ってきてね。

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Tuesday, February 10, 2009

#41 (10.FEB.2009)


俺はロッキンローラー / 内田裕也
2009年
(定価)

今、この時期に文庫化という事で僕の中でジワジワ興味深い人のように思えてきた。興味なかったワケではないがtoe山ちゃんのカバンに入っていたのが決め手となり購入してみました。

昨夜の寿司屋行列で読んだ箇所に、99人の有名人(友人含む)を内田氏が短くコメントするというのがあって凄く面白い。
ボブ・ディランさん / 営業的中道左派
笑える。
#38 (7.FEB.2009)の"音楽風景"にもそんな事が書いてあった。

ボブ・ディランなんて僕は全く興味ないのに、面白い偶然。

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Monday, February 09, 2009

#40 (9.FEB.2009)


英雄の死 / 山口瞳
昭和61年(文庫化)
(どこか忘れたが525円のシールが...文庫古本に525円は高いなぁ)

入院していた大事な友人の快気祝いの為に梅ヶ丘"美登利寿司"へ。日曜日で予約も受けない事もあり、僕一人一時間前に並んでみた。ロンドナー風に言えばキューイングかな。本を読むようになると並ぶのが特に苦痛ではなくなるから不思議だ。とはいえ冷たい風には辟易したのだけども。
さて、、、
苦痛をともなうと最初からわかっているこういう時に持って行く本選びはとても慎重になる。もしもハズそうものなら苦痛が苦痛でしかなくなるから。そうなると瞳さんか邦子さんという2大アイドルになってくる。何度読み返しても常に新たな発見があるから。実際、保険で持って行った内田裕也は一瞬目を通したくらいだった。

ただ、、、寿司を食う為に1時間半も並ぶなんて瞳さんには笑われるに違いない。

今日この本にしてやっぱり良かったと思ったのは、梶山季之氏が瞳さんの事を親友と書かず心友と書いたという逸話を発見できたから。そしてふと今からやってくる退院したばかりの友人の事を思ったら、寒い中のキューイングもなんだか笑えるし悪くないなと思ったのです。

ほら、やはり再読でも発見する事があるんです。

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Sunday, February 08, 2009

#39 (8.FEB.2009)


国のない男 / カート・ヴォネガット
2008年
(定価)

一つ前の片岡義男さんの"音楽風景"に「なぜアメリカにNO!と言うのか」という項があって、そこを読んでたら突如"国のない男"を読み返したくなった。
昨日はライブ&DJという激しい夜だったので身体全体が筋肉痛のような気怠さ。せっかくの週末に出かける事ができないのは残念だが、家でおとなしく読書するのに丁度良いって事で。。。

この尊敬する人の遺作を読むのは、2度目なので自分自身どう感じるか楽しみです。
そして多くの人にオススメする気持ちは変わらない事だけは既にわかっています。

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Saturday, February 07, 2009

#38 (7.FEB.2009)


音楽風景 -ロックというアメリカの出来事- / 片岡義男
1991年
(下北沢無人本屋 200円)

三一書房から出ていたらしい"僕はプレスリーが大好き"の91年版。
「らしい」というように、僕は片岡義男さんの文章にふれた事がほとんど無かったのです。
今までは興味がわいてこなかったのです。

こないだ古本屋でふと購入したのでいよいよ開いてみようかと。

結果、とても面白く一気読みしました。

「とりあえずアメリカではすべての人が平等であるというイメージは、自由競争の中の早くも画一化されてしまった無気力な人たちにとって、心理上の安全弁となる。平等に競争しているのだという錯覚が、毎日を支えてくれる」

こういう一文があるだけで、僕のその本へのめり込み度は増す。

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Friday, February 06, 2009

#37 (6.FEB.2009)


色鉛筆専門店 / 西山繭子
2007年
(ご本人から頂きました)

去年お知り合いになった西山さんの色にまつわる短編集。
なんだか不思議な世界感と可愛らしくもドキっとする言葉や展開。
驚いたのはお話によって微妙に印刷されているインクの色が違う事。もうねぇ、そういうこだわりって大好き。素晴らしいと思います。彼女の新作、そして願わくば随筆なんぞも読んでみたいと思っています。
偉そうですいません。

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Thursday, February 05, 2009

#36 (5.FEB.2009)


こっきのえほん / 戸田デザイン研究所
1987年
(母親が送ってきた)

ナウル共和国、セントルシア、アンティグア・バーブーダ、セントビンセントおよびグレナディーン諸島とか全くなじみの無いような国の国旗が格好良すぎてシビれる。googleで調べてみてください。
一番の衝撃はリビアで「緑一色のみ」でした。
これもデザインとして素晴らしいと思う。

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Wednesday, February 04, 2009

#35 (4.FEB.2009)


電気グルーヴのメロン牧場
電気グルーヴの続・メロン牧場 上巻
電気グルーヴの続・メロン牧場 下巻
2001年〜
(定価)

絶対に電車で読めない。
ニヤニヤしてしまうから。

自分を含めてしょうがない大人って良い。(と思う方が楽に生きていける)

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Tuesday, February 03, 2009

#34 (3.FEB.2009)


YACCO 表参道のヤッコさん / 高橋靖子
2006年
(代々木上原LOS PAPELOTESにて840円)

スタイリストがどういう職業なのか本人も模索していた頃の表参道を舞台にしたヤッコさんの奮闘記。昭和の東京の活気が手に取るようにわかり一晩で楽しく読みました。

時に悩む事もあったヤッコさんにカメラマンの林宏樹さんが言った言葉。
「開拓者というものは、いつも理不尽な思いを吹き飛ばしながら、前に進むんだよ」

あと、「自分には何かがあると常に思い続けていた。」

この2つの言葉が心にしみました。

1941年生まれの67歳の現在のヤッコさんにお会いしてみたいな。

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Monday, February 02, 2009

#33 (2.FEB.2009)


あるがままに / 笠智衆 ほか
1992年
(BOOK OFF 525円)

一昨日夜に読んだ本だが、読み始めてわずかで凄く眠くなった。
退屈なワケではなく笠さんの語り口(書き口)が穏やかすぎて。
心地よい眠気。
小津映画は全くと言っていいほど通ってきてない僕ですが、ちょっと観たいなと思うようになりました。

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Sunday, February 01, 2009

#32 (1.FEB.2009)


放送禁止歌 / 森達也

(下北沢無人本屋にて100円)

森さんの「世界はもっと豊かだし、人はもっと優しい」を読んだ時にひっかかってた「部落差別」の問題に言及していてドキドキしながら読みました。「それが当たり前」とされる思考停止の問題に対して掘り下げていく勇気みたいなものに何かを得た。
今でも深いところで続く差別の酷さと空しさを知った。
同時に人は優しいまま残虐になれるという事の真意を知った。
知らなくてもいい事じゃん?と思ってた。思わされてた。でも、それでは結局何も変わらないんだよ。


「思考停止」は罪なのではなかろうか。

少し違うが地デジって当たり前の事じゃないと思うか思わないか。


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