Thursday, March 03, 2011

ギャラリーを始めて。

去年の10月中旬に急に思い立って始めたkit gallery。
12/12にオープンしてからJONATHAN STAEDTLER、keep in touch SOUVENIR SHOP、フリマを挟んでShapre君の展示とやってきました。
DJブースを出したり収めたり、壁の釘穴をパテで補修したり、加湿器を購入したり、看板を作ったり、色々な事が全て新鮮な作業に感じてやっています。
そして、なんとなく集まってきた人達間のリレーションも生じ、面白い事がまたそこから産まれそうな気配もしはじめました。

「先月、先週と違う展示」
これはギャラリーとしては当たり前の事なのですが、飽き症の僕にはピッタリのお仕事なのではないだろうか。
昨日まで知らなかった人と共に場所を作り、鑑賞してもらい、片付ける。そしてまた新しい才能を持った人が新しい作品を持って登場する。

kit galleryを始めて3ヶ月強、ここをやらなかったらと考えると恐ろしくなる。
当面はギャラリー家賃もままならない状況には違いないのですが、やっていなかったら僕はどこかに小さな作業場を借りて段ボールに囲まれながら独りぼっちで音楽を作っていただろう。
恐ろしい。
無理だ!と思いつつも飛び込んでみて良かったと思う。

今はkitがあるからこそ、僕は音楽をやれるのだなと。


自分が20代の頃は「絵や写真を買う」なんて凄い事って思っていた。
でも、今は例えば1万円でどうしようもなく心を掴まれた絵があればソレを家のどこかに飾ってみると生活の何かが変わると信じています。
音楽やアートは無くても人は死にはしない。けど、、、心の為にあるというか。なんというか豊かな気持ちの為というか。。。
よくある様なつまらない事言ってますね、僕。笑
Shapre君の絵は1週間で15点くらい売れました。正直驚いたのですが、本当に自分の事のように嬉しかったのです。
彼はその1点1点を子供を送り出すような気持ちで梱包して送るはずです。
届いた人にも伝わるに違いない。


とにかく、、、足を運んでぼけ〜と展示を観てみてください。
そして、絵を描きたくなった人は帰り道で紙と絵の具を買ってみると良いし、写真を撮りたくなった人は本屋さんでカメラの本を手に取ってみると良い。彼氏に会いたくなった人はすぐに会いに行くのはどうでしょうか?

僕は今でもいろんなとこに出かけて刺激を受けるのが大好きです。
そういう場所にkit galleryもしていこうと思っています。
上の階のBIG LOVE(exESCALATOR)には世界中から刺激的なレコードが集まってきています。
この2つの場所はアティチュードとアウトプットの仕方は多少違いますが、関係性としては最高だなと思っています。


さて、、、
今日から始まった展示は平野暢達さんです。
彼はCubismo Grafico Fiveの7インチシングル"JAMAICA JUMP UP"と"RAIN DROPS KEEP FALLING ON MY HEAD"の写真を提供してくれた写真家であり、絵描きです。
ずいぶん前からの友人ですが、ロンドンに住んでいた時の写真がとても良くてお願いしたのです。
カジ君がロンドンでやったライブ写真や、THEE HEADCOATSの再結成時のライブ写真、そして独特の鉛筆画、、、
どれも面白いので是非観に来てください。

詳細はコチラ
3日(木) 16:00~21:00
4日(金) 16:00~21:00
5日(土) 12:00~21:00
6日(日) 12:00~21:00
7日(月) 16:00~21:00
8日(火) 16:00~21:00
9日(水) 16:00~21:00


楽しい日々を。

chabe