帰国して。
3/15に出国して今日23日に帰国しました。
アメリカの新聞のトップは勿論震災の事、主に原発の動向でした。
それも20日には全ての新聞のトップがリビアの戦争にとって変わりました。
今日23日に帰国して最初に入ったニュースは
「東京の水から放射性ヨウ素が検出された」というもの。
水源に放射性ヨウ素。これは東京も既にある種の被災地になったという事を意味するのではなかろうか。どんな地震がきても「安全です」と言い続けてきた原発が引き起こした事です。
そしてその影響は乳児という弱者から影響がでる。
1日で切り傷がケロっと治る子供の新陳代謝に放射線の影響は計り知れない。
微量でも。
大人など後回しで結構。
いろいろな人のツイートなどでレントゲンやタバコや東京ニューヨーク間のフライトなどと比較されている東京の放射線量。
僕はその比較は少しだけ間違っていると思います。
赤ちゃんや妊婦さんには極力レントゲンしないし、比較する事自体無理がある。
「安心材料として」というのはとてもよくわかります。
僕も同じくとても不安ですし。
あ!危ない!
これは不安を煽るための文章ではないのです。
ただ、今の報道に対してもう少しだけ透明性がでないものかと思ったのです。
そして、もちろん子供たちになるべく影響がないように終息して欲しいと願っています。
少子化が深刻化している今こそ国は子供たちの安全を優先するべきなのでは、と思うのです。
1970年「有機水銀はただちに健康に問題はない」と政府は言いました。
2004年にはそれを撤回しました。
1980年「アスベストはただちに健康に問題はない」と政府は言いました。
2005年にはそれを撤回しました。
今、政府は「放射能はただちに健康に問題はない」と言っています。
この「ただちに」をどう捉えればいいのでしょうか。
子を持つ親としてキチンとした情報を知りたい。
「知りたい」
今ある原発情報からは不安にさせられるだけ。
ちょっとづつ良くない事に慣らされていくような恐ろしさを感じてします。
今も大変な現場で命を賭けて化け物と化した原発と戦っておられる方々には言葉もないほどの感謝をしています。そして家族や家を無くし避難所で生活しておられる方々、本当に大変と思います。
僕ごときで出来る事があるならばなんでもやっていきたい。
アメリカでは色々な場所で色々な人に「I'm sorry」から始まる言葉をかけてもらった。英語のアイムソーリーが胸に染みました。
帰国早々、そんな事を感じています。
CHABE
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