FROM AUSTIN.
3/15に出国してTEXASのAUSTINという街にいます。
今年で3年続けてきているSXSWという世界最大の音楽の見本市に出演するため。
とはいえ、僕の本音としては出演する事よりも「1年に1度ここに来る」事が本当の目的なのです。
見たかったバンドをあげるとキリがありません。
TORO Y MOI、DOM、PORCELAIN RAFT、ELIZA DOOLITTLE...
成田を出国する時の僕はみんなが驚くほど自分らしさを失っていたと思います。
自分でもしっかり自覚するほどに憔悴していました。
身体のチカラが入らなくて、芯を失ったみたいに。
人生でも初めての経験と言っていい程に精神的にコントロールできなかったのです。
理由ははっきりしています。
「恐怖心」です。
ほぼ全ての人が初めて経験する恐怖。
ただ単に「放射能を浴びる」事も怖かったのですが、それ以上にこれからどうなっていくかが全くわからない事への怖さの方が強かった。
18歳の時に「危険な話」という本を読んでから、いつか来そうだけど現実にはこないだろうなんて思っていた事。
それが現実になり戸惑いました。
広島出身の人ならば判ると思いますが、原子爆弾の事を夏休みの自由研究にしたりする小学生時代を過ごし、「被爆」や「放射能」という言葉それ自体がトラウマになっていたのかもしれません。
毎日普通にそれらの言葉がテレビから発せられるのが本当に怖かった。
今僕はアメリカに来ていますが、来週には戻ります。
もう大丈夫です。
こんなタイミングでアメリカの田舎街で繰り広げられる世界でも類をみない音楽のお祭りが僕をいつもの感じに戻してくれたように思います。
数日東京を離れた事、この現実を俯瞰でみれた事、本当に救われました。
今でも避難所生活してる人には申し訳ないと思いますが、自分でもびっくりする程自分の事がヤバかったのです。
同じように精神的に疲れてきてる人が多いと思います。
同じ様なプレッシャーあるニュースを毎日観るとPTSDになる危険性もあるように思います。
なんとなくいつもの自分に戻ってきた事を実感したので、いろいろな場所で疲れている方々に聴いて欲しいと思い過去に作ったMIXをUPしました。
寝る前などに小さい音で流してみてください。
少しだけガサガサが取れるのではないかと思います。
帰国してからはいつもの自分がしっかり次のモードで頑張ります。
日本という国の困難を自分でやっと受け止めれた。
聴いてみてください。
CHABE
MAKE PEACE..
PLANT FORMING MIX by chabe-cbsmgrfc
1. Dandelion / Boards of Canada
2. Poinciana / Les Baxter
3. Lily / Georgie Fame
4. La Vie en Rose / Michael Buble
5. I Wish I Was A PunkRocker With Flowers In My Hair / Sandi Thom
6. Flowers / The Emotions
7. Soul Flower feat. Pharcyde / Brand New Heavies
8. Flowers / Ghostface Killah f.Method Man & Raekwon
9. Rosemarie Trockel / Cubismo Grafico
10. Lo! How A Rose E'er Blooming / Sufjan Stevens
11. Run Into Flowers / M83
12. PEA / CONGA STARR
13. Forget me Nots / Shalamar
14. Rose Rouge / St Germain
15. Days Of Wine And Roses / Blossom Dearie
16. Wallflower / The Monochrome Set
17. Pictures of Lily / The Who
18. A Rose For Emily / The Zombies
19. Cherry Blossom Girl / Air
20. Les Fleurs / Minnie Ripperton
21. La Vie En Rose / Grace Jones
22. When Cherry Blossoms Are Blown In The Wind / Yann Tomita
23. English Rose / The Jam
24. Misty Roses / Colin Blunstone
25. My Love Is Like A Red Red Rose / Eddie Reader
花にまつわる曲名だけを選びました。
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