Monday, November 26, 2012

倅とペルソナ (25.NOV.2012)

昭和のエッセイが好きで読んでいるとちょこちょこと出てくる名前がある。
「三島由紀夫」
向田邦子も1970年11月25日、彼が自衛隊市ヶ谷駐屯地(防衛省本省)で割腹自殺を遂げた日の事を書いている。
ずっと「その人」に興味があったのだけど、なかなか踏み切れなかった僕に友人で向田仲間である通訳/翻訳業をされているマサミ姉貴がお奨めしてくれた2冊を夏に読んでみた。
彼の作品ではなく彼という人を書いたもの。

父、平岡梓さんが語る三島由紀夫「倅」
現副都知事が三島由紀夫という人の素顔に迫っていく「ペルソナ」

何故、あの死に方を選択したのか...
僕が持つ哲学とは違う思想の事。
いろいろな事を考えながら面白く読み終えました。
次は作品を読んでみようと思います。

そんなことを彼の命日の翌日に思っています。

chabe

倅が部屋のどこかで紛失したのでペルソナだけですが...