思い立ってから2ヶ月、脳みそだけはバリバリ動くが何から手を付けて良いのやら全く判らないギャラリー内装。
まず天井を落としてスケルトンを作るか!って事で20年来の友人(パイセン)である下北のバー"ハリハラ"のオーナーであり解体のプロでもある金尾君にお願いしてスケルトンにしました。これが10月末の事。防塵マスクとゴーグルをして軽鉄をカットするなんて初めての作業でした。
それからはmetronomeという内装デザインをやっているtoeというバンドの山ちゃん(ザキヤマさん)に相談し、全ての内装のデザインをお願いしました。実際の施工を受け持ってくれたのはenvyというバンドのドラマー大陸くんと仲間の大工さん達。大陸は家の本棚を作ってくれたり椅子を作ってくれたり木の加工のプロフェッショナルでカナデ木工という会社をやっています。
たくさんのお店の内装を手がけている黄金コンビのチカラを借りて、いろいろな事が決まっていきました。
不安でしょうがなかった僕でしたが、ジワジワと大枠が決まってくると、ワクワク感もでてくるくらい余裕がでてきました。
toeもenvyも年末でライブある中、ありがとうございました。
そして、、、
内装がほぼできあがったら今度は塗装です。
今回は業者さんにお願いする経済力がなかったので、難しいパテでの下地作り後の塗装は自分と友人で塗る事を選択しました。
ここで、TOP GEARのDJであり、僕がパーカッションをやるきっかけを与えてくれた山下洋氏が登場します。
彼は塗装のプロでもあるので、親方(頭領)として御指南役として来てもらい、僕と友人3名を加え1日かけて壁という壁を白く塗りました。
山下くんは朝からバドワイザーの缶を片手にペインティンし、最終的には12本くらいのバドを消費した恐ろしいペインターマンです。
仕事キッチリでした。素晴らしい。面白い。そんな人です。
そして迎えた12/11プレオープン/レセプションの日。
前日夜に急遽三宿Webのナガサワ君が料理を出してくれる事になったり、前夜の準備中にBDBタカさんやJxJxさんがビールを持って陣中見舞いにきてくれたり、、、驚いたのは「観に来たよ〜」と言ってドアを開けたムーグ山本さん。4年か5年ぶりなのにギャラリーの事をチェックしてもらってたようで嬉しかったです。
あけたオープンの日、12/12は近しいバンドマンと友達でにぎわいました。
お花やお酒もたくさん届いて本当に嬉しかった!
このkit galleryは基本的に事務所を引っ越ししたくないっ!というおかしな動機でもって始めると言い出した勢いオープンのギャラリーです。
これから先、楽な事は無いと思われますがノンビリと面白い場所として認知されていければ良いなぁと思っています。
kitとはkeep in touchの意。
気になる展示があってもなくても気軽に覗いてみてください。
kit-gallery.com
chabe